令和5年度公募型公益活動支援事業に採択されました本協会の姉妹都市交流親善大使派遣事業の初代姉妹都市親善大使として、2023年10月10日〜10月20日に姉妹都市であるフランクフォート市(ケンタッキー州都)で行った活動について報告させて頂きます。
現地では、島本町とフランクフォート市が姉妹都市となるきっかけを作った人物であるBill MarshallさんとEri Marshallさんにアテンドをして頂きました。お二人とも島本町とフランクフォート市の姉妹都市交流に関して非常に熱い思いをお持ちの方で、今までどのような活動に取り組まれてきたか、そして今後の姉妹都市交流の展望についての考えなど、様々なお話を聞かせて頂きました。
初代姉妹都市親善大使ということで、現地での活動内容に関しても参考資料も何も無い状態で、自分の思いをどのように形にするか、白紙にアイデアを書き出すところから始めました。その後、島本国際交流協会の理事の方々と打ち合わせを重ね、「次につながる」、「みんなで作る」コンセプトで現地の活動を行うという指針を立てました。具体的には、渡米前に町長、町役場、飲食店や事業所の方々にビデオメッセージの協力を依頼し、「Hello, Frankfort!」というテーマのビデオを制作しました。中には、フランクフォート市の皆さんへのお土産を提供して下さった飲食店や事業所もありました。他にもオリジナル缶バッジを作ったり、記念スタンプも制作したり、短い期間でしたが、多くの方々に関わって頂き、素晴らしい準備ができました。
現地では、フランクフォート市に滞在した全日程、フランクリン郡長であるMichael Mullerさんのお宅にホームステイさせて頂きました。フランクリン郡の方々のために熱心に活動されており、多忙な方でしたが、家族の時間をとても大切にされていて、ご家族にも常に笑顔で接されていました。気さくな方で、私も彼とはすぐに仲良くなり、初日から様々なことを語り合いました。大きな活動としては、議会でのプレゼンテーション、インターナショナルフェスティバルでのスピーチとブース出展、様々なレセプションやイベントの参加をしました。「Hello, Frankfort!」や島本からのお土産は現地の方々に大好評でした。
そして、フランクフォート市長であるLayne Wilkersonさんとはバッファロートレース蒸溜所でお会いしました。市長との対面ということで少し緊張しておりましたが、蒸溜所のツアー中に現地の著名人の方とバッタリ出会うという偶然が立て続けに二度あり、「タカと出会ってから素晴らしい偶然が起こり続けているよ。私にとって君はラッキーボーイだ!」とおっしゃって下さり、そのような偶然も後押しとなり、すぐに打ち解けることができました。
そんな幸運もあり、翌日、「ケンタッキーダービー」で有名なキーンランド競馬場も案内して下さることになりました。現地の競馬場はギャンブルのイメージはなく、社交の場として機能していました。美しいブルーグラスの芝生で遊ぶ子どもたち、ドレスやスーツを着てレースを見ながら食事や会話を楽しむ方々、本当に素晴らしい空間でした。そこでも市長が会いたがっていた著名人や政治家の方々に偶然出会い、「本当に君はラッキーボーイだ!タカと一緒にいると幸運がやって来る!滞在中に色々なところに一緒に行こう!」と言って下さり、市長と様々な場所へ同行することになりました。最終的に8日間の滞在で、全40ヶ所で現地の方々との交流やプレゼンテーションを行いました。今回の姉妹都市親善大使派遣事業を通して、ケンタッキー州知事にも興味を示して頂くこともでき、フランクフォート市やその周辺地域の方々に島本町および本町との姉妹都市交流について関心を持って頂けたと思います。
フランクフォート市長のLayne Wilkersonさんから山田町長宛に、「今年、島本町を訪問したい」という意を示したお手紙も預かり、帰国後に町長にお渡し致しました。そうなれば歴史的な出来事です。この機を逃さず、今後の姉妹都市交流を皆さんと盛り上げていきたいと思います。
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